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〓虎とウサギがいた部屋〓 | 20120912

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〓2012-126〓
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2012 Hanshin Tigers
Nippon Professional Baseball
≡ 2012 Pennant Race ≡

T 1 - 2 S :
甲子園・18:00開始・3:18・27754人
負 久保 17試合 4勝 6敗
HR 

126試合 47勝 66敗 13分 勝率 0.416


しんみり・・・



金本知憲選手引退会見
12日(水)、金本知憲選手が西宮市内のホテルにて会見を行い、今季限りでの引退を発表いたしました。

金本知憲選手コメント(会見より)
きょうは突然お集まり頂き、ありがとうございます。私、金本知憲は今季限りをもってユニフォームを脱ぐ決意をし、発表させていただきます。

−様々な思いを持っての今回の決断だと思いますが、率直な今の気持ちをお聞かせください。
金本:ホッとした一面もありますし、悔いもあります。さみしい気持ちもあります。そんな色んな気持ちが混ざっているというか、でもホッとしたという気持ちが(大半を)占めてますね。

−悔いがあるという言葉が出ましたが、どのあたりでしょうか?
金本:悔いは悔いでも、色んな悔いがあると思うのですが、やっぱり若い時にもっとバットを振っておけばよかたなとか、もっともっと自分を鍛えてバットを振ったりランニングをしたりだとか、もっと練習しておけば良い成績が残せたんじゃないかなという悔いもあります。あとは、肩を怪我して、何とかもう一回全盛期の成績を目指してやってきましたけど、それが数字的にどうしても出来なかったという悔いもあります。それから、多少はまだ来年もチャレンジしたいなっていう、そういう悔いもあります。


−そんな中でいつ引退という決意をされたんでしょうか。
金本:実際いつっていうのは分かりませんが、10日くらい前から少し考え始めまして、本当の決断っていうのは一昨日ですかね。

−一昨日に決断された理由というは何でしょうか?
金本:理由はたくさんありますし、自分に対して限界かなっていう思いもあります。時代の流れというか、若手に切り替わっていく中で、いつまでもいい時のパフォーマンスが出せない自分がいるのも、肩身が狭いという思いもありましたし、体が辛いというところもあります。

−ただ昨日も代打でヒットを打たれました。今日の発表に世間のファンの方も驚いていると思います。なぜこのタイミングでの発表ということになったのでしょうか。
金本:ちょうど10日前に今年どうしようかっていう話が出た中で、ちょうど自分の中で10日後に(結論を出すと言う)日時設定をしたっていうのもあります。出来れば試合の無い移動日や月曜日とかが良かったのですが。先行して報道が出たりするのもちょっと嫌だったもので。何故今日かって言われても(笑)。意味はないです。

−和田監督にはいつ頃どのような形で伝えたのでしょうか。
金本:昨日の試合前です。

−その時、和田監督からはどのような言葉を。
金本:もう決めたのかと。和田監督とは2003年から一緒でしたので、監督も「来年も再来年もどんな形でもカネとは、一緒にチームの為に戦っていくつもりだったと思っていた」とは言ってくれました。

−それを聞いて金本選手はどんな感想を。
金本:その前に、今年も含めて去年、一昨年と和田監督がバッティングコーチとして一緒にやってきて、肩を怪我してからも色々と気を使ってもらったり、復活も期待してくれましたので、それに答えられず、僕から「すいませんでした」と一言言いました。

−今改めてご自身の21年間の選手生活を振り返っていかがでしょうか。
金本:先ほども言いましが、もっと(練習を)しておけば、もっと違ういい数字が残ったんじゃないかなという思いと、フルイニングという記録を作ったりだとかよく頑張ったなという思いもありますし、特にこの3年間っていうのは惨めというか、自分がみっともなくて可哀想っていうかね。自分で可哀想っていうのもおかしいですけど、プロ野球に入ってからの最初の3年間と、最後の3年間というのは、もうこんな苦しい人生があるのかなという3年間だったですね。

−そんな中でも活躍した背中ばかりが私達には思い出されます。ご自身ではどんな場面が心に残っていますか?
金本:21年間ですか?ありすぎて一言ではちょっと言えないですが、辿っていってみると、先ほども言いましたように、最初の3年間はずっと2軍とか、出始めの頃は練習がキツくてついていけなくて、いつクビになるだろうという思いの中でやっていましたので、その苦しかった思いがまず浮かびます。それからレギュラーになって、一つはカープで優勝できなかったのがすごく残念だったっていう思いはあります。FA宣言してタイガースに来てからは、いきなり優勝させてもらって、しかも2003年、2005年2回も優勝させていただき、良い思い出というか、タイガースの歴史の中で一番強くてお客さんが入って、一番人気のあるときにプレーさせていただき、タイガースに来てからは、本当に幸せな野球人生だったと思います。

−そんな中で、ご自身の記録としましては、サイクルヒット、トリプルスリー、連続フルイニング出場の世界記録、大学出身の選手として初の2500本安打。数々の記録、金字塔を打ち立ててこられましたが、ご自身で一番誇りに思っておられる記録というのは、どれになりますでしょうか?
金本:僕の中で正直、いつも後輩たちに言っていることは、連続無併殺記録ですね。やっぱり内野安打でなくて、併殺というのは打率が下がる局面ですが、そこでも全力で一塁へ走って、ゲッツーにならなかったという、内野安打になるんだったら誰でも走る、ならない局面で全力で走ることが出来たというのは、ある意味フルイニング記録よりは自分で誇りに思っています。

−今、田淵さんと(通算本塁打数で)並んでいますが、このあたりについてはいかがでしょうか?
金本:そうですね。シーズン始まって楽勝で抜けると思っていたんですけどね。(現在)タイですか。なんとかね一本打ちたいです。

−そして、これまで支えてきてくれたご家族には、今回の引退の決意はどの様な形で伝えられたのでしょうか?
金本:子供に言いましたら大泣きしていましたが、いつかは辞めるんだよということで。あとは、母親には一番初めに伝えました。体のケアをこれからしてくれと。

−金本さんを変わらず応援を続けてくださっているファンの方にも一言メッセージをお願いします。
金本:落ちぶれてからは、バッシングもありましたが、それでもこんな成績でも、一生懸命励ましていただいたのもありますので、弱ったときに支えてくれた人っていうのは恩義に思います。

−抽象的な質問になりますが、金本さんにとって野球とは一体何だったのでしょうか?
金本:長嶋さんじゃないですが、人生そのものですね。野球人生、野球を10歳から始めて、7割8割が辛いことで、2割3割の喜びというか、充実感というかしかなかったですが、その少しの2割3割をずっと追い続けて、7割8割苦しい思いをしたというそんな野球人生でしたね。

−ありがとうございました。

坂井オーナーのコメント
「プロ野球選手として21年間の長きにわたり活躍し、タイガースでは2003年、2005年のリーグ優勝の原動力となり、これまで後輩の手本としてチームを引っ張ってきてくれた。どれだけチームが助けられてきたか。功績をあげればきりがない。1492試合連続フルイニング出場記録は想像を絶する努力の賜物である。近年は故障と闘いながら、ここまで本当に頑張ってくれたと思う。金本選手には心から「お疲れ様でした。」と申し上げたい。」


今宵は、勝って欲しかった・・・
けど、勝てないのが実力。

勝負強かった打撃に、
気迫溢れる姿・・・・

本人が言っていたけれど、
「特にこの3年間っていうのは惨めというか、自分がみっともなくて可哀想っていうかね。」・・・・・
積み重なった、齢・身体と戦い続けて・・・・・

結果は負けたかもしれないけれど・・・・

心は、精神は勝っていた。


ありがとうございました。
あなたが来てくれて、タイガースが変わりました。

なので、
あなたがいなくなって、タイガースが元に戻らないように・・・・
若トラ達よ、より一層奮起せぇ〜よ!!







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| 12 Tigers | 22:12 | comments(0) | trackbacks(2) |